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ビジネスチャット「Chatwork」のエンジニアとデザイナーのブログです。

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モバイルアプリケーション開発部の新卒オンボーディングってどんな感じ??

こんにちは!!モバイルアプリケーション開発部の中山 龍(@ryu_develop)です!

今年の4月に入社した23新卒社員です!4月〜5月末までの新卒研修を終え、6月に部署配属されました。

配属から約1ヶ月が経過した現在も、先輩方に支えられながら日々楽しくお仕事をさせていただいています🙌

そして、平均年齢が高めのモバアプ部に、社内最年少社員として新しい風を吹かせられるよう、日々活動しています🔥

 

この記事では、私が部署に配属されてからプロダクトに初マージをするまでの期間に受けた『新卒オンボーディング』について部署の体制や新卒社員が取り組むことといった観点で書いていきます。

Chatworkのモバイルアプリケーション開発部がどのようなオンボーディングで新卒社員を迎えているかをお伝えし、入社後のことを知りたい学生の方、どのように新卒を迎え入れているのか気になっている方の参考になれば幸いです。


新卒を助ける仕組み・体制

エルダー

『エルダー』とは

  • 日々の業務の進め方や所属部署内のルールなど伝える

  • 業務上、関わりのある関係者をつなぐ

など日々の業務支援をしてくださる役割の方です。

 

私のエルダーを担当してくださったのは2年前に新卒で入社された方です。他の部署の方と比べて歳が近く、気軽にお話ししやすかったです。

 

エルダーの方にはたくさんお世話になっております。

入社前から学習用の教材を送っていただいたり、部署メンバーとのランチの機会を設けていただいたりしました。入社後も配属初日から様々なルールの共有・アカウントなど作業環境の確認と設定の補助・学習課題の用意・各種イベントの設定など大変手厚い支援をしていただきました。

1 on 1

『1 on 1』とは上司と部下が1対1で行うミーティングで、雑談のような会話から日頃の仕事の悩み、仕事以外の相談までなんでもお話しできる機会です。

 

エルダーに週に1度、部署のマネージャーに月に1度のペースで1 on 1をしていただいています。

わざわざ相談するほどでもないような小さな悩みも雑談ベースで相談できる良い機会ですし、雑談をすることで相手との交流にもなるので大変助かっています。

ホウレンソウ

『ホウレンソウ』とは特定個人がオーナーとなり、そのオーナーの自由に運用できるグループチャットのことです。日々の学びや趣味の話などを気軽につぶやくことができます。

このホウレンソウはChatworkの文化として根付いているものです。

 

ホウレンソウで疑問などをつぶやくことで、ホウレンソウに参加しているメンバーから「この本オススメだよ」「過去にはこんな資料あったよ」といった返信が来ることがあり、気軽な相談・知見共有・交流の場として活用しています。

チームに所属

部署に配属された初日からRougeというストリームアラインドチームに所属しています。(モバイルアプリケーション開発部のチーム体制に関してはこちらをご覧ください)

 

私はオンボーディングとして実施していただいた学習イベントへの参加や、用意していただいた学習課題に取り組んでいたため、配属されたばかりのタイミングではチームが行っているプロジェクトに直接関わることはありませんでした。(学習イベントと学習課題については後述)

ですが、チームの一員としてスクラムイベントに参加することで、研修で学んだスクラムの知識をより深めることができたり、チームメンバーとの交流の機会ともなりました。

また、オンボーディング初期には他チームのイベントを見学させていただきました。他のチームがどんなことをやっているのかを知ることができ、部署メンバーとの交流もすることができました。


取り組んだこと

学習課題

エルダーが用意してくださった学習課題に取り組みました。

【学習課題の内容】

  • 体験入社時に MVVM + Storyboard で作成したプログラムをChatwork独自のアーキテクチャ『SVVS』 + SwiftUIで実装し直す

    • 3週間で行う

    • そのために必要な学習時間は確保しても良い

    • わからない部分は部署メンバーに質問しても良い

  • 発表&レビュー会を行う

  • レビュー内容をもとに修正を行う

    • 1週間で行う

 

Chatworkの選考フローには「体験入社」というフェーズが存在する。私が選考を受けた際の体験入社は、課題を体験入社当日までに実装し、その内容を発表するというものだった。

今回の課題の「体験入社時にMVVM + Storyboardで作成したプログラム」はこの選考時に作成したプログラムを指す。

 

なんといってもメインは『SVVS』!!

社内のドキュメントを読みながらSVVSについての理解を深め、学習が必要な部分があれば書籍などを使って学習し、実際に手を動かして実装してみる!!学びが多く、とてもワクワクしながら取り組みました。

 

課題を進める際に日々の活動をドキュメントにしたり、活動記録をつけることで自分の作業の見える化ができ、部署メンバーとのコミュニケーションという意味ではとても効果がありました。

また、他人に伝えるというだけでなく、将来の自分も見返すことができるので、発表会の資料を作る際にもとても役立ちました。

 

部署メンバーの前で発表をするという経験も貴重で、発表に対してさまざまな意見をいただいたり、疑問の解消をすることができたので良い機会となりました。

各種学習イベントの参加

「稟議を上げる会(= 業務に必要なアカウントの準備)」「GitとGitHubを学ぶ会」「Chatwork iOSアプリの全体像を把握する会」「アプリを一緒に触る会」など、エルダーが勉強会のようなイベントを企画・開催してくださいました。

イベントは 私 + エルダー + 部署メンバーの3人体制で行われました。部署メンバーの方と1対1でなく、普段から関わってくださっているエルダーも一緒に参加してくださっているため、あまり緊張することなくイベントに参加でき、気軽に部署メンバーの方とも交流をすることができました。

 

勉強会以外にも前述のホウレンソウで学びをくださったり、業務中もChatworkやビデオ通話で気軽に質問ができるため、他者からの学びをたくさん学んだり、サポートを受けやすい環境だと感じています。

iOSの環境構築

Chatworkのプロダクトコードは歴史が長く規模も大きいので、各種ツール(fastlaneやApp Store Connect APIなど)が導入されています。そのため開発をするための環境を作るために各種ツールの設定をする必要あります。

環境構築に関するドキュメントは非常に整備されているため、ドキュメントを見ながら1人で作業し、エラーなどで詰まった場合にはエルダーや部署メンバーにチャットで質問をしたり、ペアオペをお願いしたりしながら環境構築をしました。

ペアオペでのコマンド実行の待ち時間だったりに雑談をして、部署や普段の開発に関する雑談だったり、プロダクトの歴史などの話をするのが楽しかったです!

初チケット

最初のチケットとしてとても簡単なものを用意していただき、エルダーとの完全なペア作業で行いました。目的は「チケットを取ってからマージするまでの一連の開発の流れ」を体感することです。

 

最初なので実装内容としては非常に簡単でしたが、プロダクトに初マージされる経験はとても嬉しく、次回リリースがとても楽しみでした✨


最後に

ここまでが配属からプロダクトに初マージするまでの1ヶ月に及ぶ新卒オンボーディングの内容でした!

現在は学習課題などは終了しましたが、エルダーの方と方針を相談し、わからないところは先輩方に助けていただきながらチケットに取り組んでいます。

 

Chatworkのモバイル新卒は私で2人目であり、まだ新卒受け入れの歴史が浅いのが現状です。私が受けたオンボーディングも良いものでしたが、私が受けた経験だったり、部署メンバーの力も借りて、次の新卒が入ってくる時には、より良いオンボーディングができるように改善していきます!!

 

モバイルアプリケーション開発部では引き続き一緒に働くメンバーを募集中です!

https://recruit.chatwork.com/newgrad/

https://hrmos.co/pages/chatwork/jobs/1020022

https://hrmos.co/pages/chatwork/jobs/1020024