kubell Creator's Note

ビジネスチャット「Chatwork」のエンジニアのブログです。

ビジネスチャット「Chatwork」のエンジニアのブログです。

読者になる

ScalaMatsuri 2024にブース出展してきました!

こんにちは。ChatworkでScalaエンジニアをやっている小林です。

creators-note.chatwork.com

以前告知させていただいたとおり、先日開催されたScalaMatsuri 2024にブースを出展してきました!

今回はScalaMatsuri 2019以来5年ぶり(!)の完全オフライン開催 *1 ということで、個人的にドキドキしながらの参加となりました。

ブースの様子

Chatworkブースでは「教えて! Scalaで1番興味があること!」と題してアンケートを実施していました。

アンケートの結果。下の方のRISC-Vに票を入れたのは私だけでした。

2日間で90名ほどが回答してくれました!

Scalaならではの特徴である関数型プログラミングに票が集まる中、ドメイン駆動設計に興味があるというシニアエンジニアの方もいらっしゃいました。

近年ツールキットやエコシステムの充実に取り組んでいるScalaですが、やはり学習が難しい言語であるというイメージが根強く残っていると思います。

特に今回は完全オフライン開催ということもあり、「Scalaを業務で使っているよ」というような方が多く来られるのかなと個人的に思っていたのですが、普段はScala以外の言語を書いているというエンジニアの方や、関数型プログラミングに興味があるという学生の方までブースに来てくださっていました! Scalaの未来はまだまだ明るい。

改めまして、ブースに足を運んでくださった方々、ありがとうございました!

カンファレンスの様子

発表が行われている間はブースの方はパッタリ客足が引くので、私もいくつかセッションを聞きに行っていました。玄人向けのセッションが多い中でScala初心者に向けた題材のものもあり、誰でもひとつは刺さったものがあったのではないでしょうか。

個人的にとても面白かったのは、Kory 氏と hsjoihs 氏による『作って学ぶ Extensible Effects』でした。その内容がとても濃密で、私は後から何回も資料を読み直してようやく理解できました...。これでなにかエミュレーターでも書いてみようかな。

発表のアーカイブおよび資料はScalaMatsuriの公式サイトから閲覧できますので、「ScalaMatsuriに行けなかった!」「あのセッション見逃した!」という方は、ぜひのぞいてみてください。

アクタープログラミングのワークショップを開催します!

2024年7月10日(水) 19:00〜21:00 に、アクタープログラミングを体験できるオンラインワークショップを開催予定です。
ScalaMatsuriのブースでもチラシを配布させていただいたのですが、さっそく会場で申し込んでくださった方もいたみたいです! ありがとうございます。

chatwork.connpass.com

ScalaとPekko(Akkaのフォーク版)を使って、アクターモデルをモブプログラミングで実装していくワークショップです。私もメンバーとして参加予定です。

また、参加申し込みにあたってScalaの事前問題の解答提出が必要になります! 詳しくはイベントページの説明文を参照してください。

ご参加お待ちしています!

*1:ScalaMatsuri 2023はオンライン+サテライト会場での開催でした