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ビジネスチャット「Chatwork」のエンジニアのブログです。

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技術広報が支援会社から事業会社に転職したら、自我が崩壊した話

この記事は Chatwork Advent Calendar 2023 4日目の記事です。クリスマスまで社員が 1 つずつ記事を書いていきます。
本日は、エンジニアの採用ブランディングチームに所属する大澤が担当します!

はじめに

私は今年の8月に、Chatworkへジョインしました。
前職はPR代理店に所属しており、某IT企業におけるエンジニアの採用PRを担当していました。
そんな私が、支援会社から事業会社への転職を通して、両者の違いについて感じたことがあり、その気づきをここにまとめます。
支援会社と事業会社の間でキャリアチェンジや会社選びに迷っている方がいらっしゃったら、一意見として参考にしていただければと思います。

Youはなぜ事業会社へ?

前提として、私が転職に至った経緯や背景をご説明できればと思います。
前職はPR代理店に所属しているとお話ししましたが、通常代理店の人間は、複数クライアントを同時並行で持つことが常です。
しかし私が担当していたエンジニア採用広報の案件は、社内でも最大規模だったこともあり、業務の7〜8割はその案件が占めていました。
また特殊な事情もあり、そのクライアントに関してはほぼ中の人とも呼べるような、代理店らしからぬ関わり方をしていました。

ゆえに、代理店の人間であれば通常あまり知ることのない
「オウンドメディアを見た人からの応募が⚫️件来た」
「イベントがきっかけで入社をした人が、かなりカルチャーフィットしている」
など、「広報活動のその先やさらにその先の情報」に触れる機会が、ありがたいことに頻繁にありました。

それが高じて、「もっと事業にコミットしたい!」という気持ちが強まり、事業会社への転職を決意。
そして事業の内容、目指しているものや、いわゆるMVVに共感したChatworkとご縁があり、今に至ります。

ここまではきれいなストーリーですが、入社後早々に自我が崩壊することに。

私は何屋さん?

PR代理店時代の自身のアイデンティティはあくまでもPRパーソン/広報人材でした。
一方で、現在の所属は「組織開発部の採用ブランディングチーム」で、人事部の一角に身を置いています。
遂行している業務や組織としてのミッション、目指す内容にまったく違和感はないですし、会社として組織を最適化した際に、現在のような配置になることも頷けます。
しかし、所属を名乗ったり、名刺を差し出したりする際に、「私は誰?何屋さん?」と、いまだに混乱することがあるのもまた事実です。
そんなアイデンティティが迷子になったことをきっかけに、事業会社と支援会社の違いに関する気づきを得ました。

事業会社と支援会社の違いとは?

PR代理店時代は、「(クライアントの)課題に対して、広報/PRの観点からどんなアプローチが最適か?」という、HOWが先行する考え方でした。そして世の中的にも、支援会社はHOWのプロという要素が強いと思います。
一方、現在は「課題解決のためには本質的に何をすべきか?」という、WHATに重きを置くことが多くなってきました。「WHAT」を突き詰められることが事業会社の特徴だと感じていますし、課題ドリブンだからこそ、今までとやっていることは変わらないにも関わらず、所属が変わったのだと思います。
実はこの「HOW」と「WHAT」の考え方は、キャリアチェンジをした先人から聞いていた部分があったのですが、改めて骨身に染みて実感しているところです。

どちらが良い、悪いというのは今のところ感じておらず、どちらも経験できて良かったなというのが現在の率直な気持ちです。
自分には何が向いているのか、どうありたいか。そう考えている人にとって、何かの参考になれば幸いです。

明日はプロダクトオーナーの @yoshiyoshifujii さんが登場します。引き続き Chatwork Advent Calendar 2023 をお楽しみください!