こんにちは。きのこの山でもたけのこの里でもなく、パイの実が好きな田中佑樹(Twitter: @tan_yuki)です。 プロダクト本部というところで副本部長をしています。 この記事はChatwork Advent Calendar 2021の7日目の記事です。
今日は、プロダクト本部のDevHRというチームの活動について紹介します。
Chatwork Advent Calendar 2021の1日目の記事で弊社高瀬から、エンジニア採用広報についての紹介がありました。
今回はそれよりもうちょっと範囲を広げて、人事とエンジニアがどう協業しているか、というお話をさせていただきたいと思います。
プロダクト本部って?
DevHRとは?という紹介の前に、まず私が在籍しているプロダクト本部の紹介をしたいと思います。 プロダクト本部とは、Chatworkの「プロダクトを創る」部分を担当している部署が集まった本部門です。 プロダクトを企画、開発、運営までを担当する部門になります。 主にエンジニアやデザイナー、PM(Product Manager)といった人たちが在籍する部門です。
DevHRとは?
DevHRとは、Developer Human Resources の略です。日本語では開発人事や人事エンジニアとも訳されます。 主に「モノづくり」に関わる人たちを対象にした、人事的な活動を専門とするチームです。 名前にDevとついていますが、ChatworkでのDevHRの守備範囲はプロダクト本部全体になるため、デザイナーやPMも含まれています。 具体的な活動内容としては、
- 採用
- 育成
- 技術広報
- 査定 / 評価サポート
- インナーコミュニケーション設計
- MGRへのピープルマネジメントサポート
- 将来の組織設計、組織改善施策などの組織開発
- etc...
といった部分を担当しています。つまり、「モノづくり」に関わる人や組織が関わる部分について、横断的に動くことがDevHRの主な役割です。
エンジニア、デザイナー、PMといった役職は専門職です。評価やアトラクトは人事だけではハードルが高く、専門職を巻き込んで取り組むことが最近のトレンドになっているように感じています。 DevHRは、先程あげたような人事活動を、人事&エンジニアのワンチームで取り組むためのチームと捉えてもいいかもしれません。
DevHRのチーム構成
DevHRでは、先程も話したとおり、人事とエンジニアがワンチームとなって活動をしています。 プロダクト本部側が3名(EM、エンジニアなど)、人事側が2名(中途採用担当、新卒採用担当)の計5名でチームを組んでいます。
DevHRはスクラムチームとして結成されており、日々のタスクをスクラムの枠組みで取り組んでいます。 私はDevHRのスクラムマスターとして、メンバーがスクラムのフレームワークをうまく回せるように支援をしています。 特に、人事の方々はアジャイルやスクラムといった考え方にあまり馴染みが無いことが多いので、実践を通じで体感してもらい、感覚を掴んでもらいました。
このように、DevHRを作り「スクラムで」かつ「チームとして」人事活動を取り組んだことで、以下のような利点が出てきたように思います:
- MGRに偏り、こぼれやすかった採用活動を戦略的におこなえるようになった
- 各部署横断した、全体最適な採用活動が組織としてできるようになった
- エンジニアといった専門職の知見と、人事側の知見をお互い共有して人事活動に取り組めるようになった
- スプリントに区切り、定期的に振り返りやスプリントプランニングなどのイベントを通すことで、変化への適応がしやすい
- 定期的な検査・学習を通して改善活動をしやすい状態になった
DevHRの最近の活動
ここまで読んでも、「じゃあ具体的にどんなことしているの?」と、あまりイメージが付きづらいかもしれません。 イメージが付きやすいように、最近の活動内容についてざっと羅列してみます。
- プロダクト本部全体会の企画運営
- 来期本部戦略、プロダクト戦略などの発表
- 本部AWARD表彰
- 打ち上げ(オンライン飲み会)企画運営
- 組織開発
- 未来のプロダクト開発組織の組織設計立案
- 採用活動
- サマーインターン運営
- 採用プロセスの改善
- 採用KPI設計
- 技術広報
- さまざまなテックイベントの企画運営
- 例
- etc...
上記はあくまで一部ですが、組織開発 / 採用広報 / 採用活動 / オンボーディング / インナーコミュニケーションといった、あらゆる人事活動をチームで対応しています。 では、より詳細な「どうスクラムを導入しているの?」というお話については、ちょっと長くなりそうなのでここでは省略します。 もし興味ある人が多そうであれば、別ブログにて紹介したいと思います。
これからのDevHRについて
今後もChatworkでは、「働くをもっと楽しく、創造的に」というミッションのもと、世の中の働き方をよりよくすることを目指します。 そのミッションのためには、今後も組織はどんどん大きくなることが予想されます。組織が大きくなるにつれて、このDevHRチームの役割もより大きなものになっていくでしょう。 まだまだ、現時点でも組織課題は多くあり、やりたいことはたくさんあります。これからの組織拡大にむけた準備もしなければいけません。
…ということで、このDevHRという取り組みに少しでも興味を持った方、カジュアル面談をしてみませんか? 現在のDevHRの活動のより詳細な部分、今後の組織について、現状感じている組織課題など、いろいろお話できることがあると思います。
興味のある方、是非下記のMeetyまでお申し込みください。お待ちしております。
https://meety.net/matches/GwCfNmpnMfdTmeety.net
最後に
以上、7日目の記事でした。
明日はモバイルアプリケーション開発部で行なった部署合宿のお話、みたいです。 明日もお楽しみに!