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ビジネスチャット「Chatwork」のエンジニアとデザイナーのブログです。

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エンジニア採用広報をはじめてみて「実際どうだった?」という一年の振り返り

さて、本日より Chatwork プロダクト本部メンバーによる Advent Calendar がはじまります 📅🎄

初日は、エンジニア採用広報である高瀬 (@Guvalif) が、 「エンジニアのキャリアとして、採用広報って実際どうなの?」というテーマでお送りします。


■ この記事の位置づけ

Chatwork における "エンジニア採用広報" の立ち位置

まずは、この肩書を紐解いてみましょう。一般的解釈としては:

  • エンジニア・バックグラウンドを持ち ...
  • エンジニアの採用業務に携わり ...
  • エンジニアリングに関する情報発信を企画・運営する

という感じでしょうか。最近はやりの言葉だと "ジンジニア" という呼称もあるでしょう。

ひとつキーとなるのは、採用という文脈の存在により、 個ではなくチームで動くことにインセンティブが高いことが挙げられます。 Chatwork においても "DevHR" というチームを構築しており、 エンジニア採用広報はチームにおける機能のひとつとして位置づけられています:

see also: チームフィットの観点と開発人事 (DevHR)

もし一言で表すとするなら、「採用のためのリード形成を行う、マーケティング & セールス」的な立ち位置と説明するでしょうか。

なお DevHR の全体像に関しては、12/07 に副本部長の cw-tanakaわかりやすーく 解説をする予定なので、 ここでは単体にフォーカスした職務内容を見ていきたいと思います 🔍

エンジニア採用広報のお仕事

さて、「採用のためのリード形成を行う、マーケティング & セールス」的な立ち位置ということを踏まえて、 まずは採用における全体の流れを可視化してみましょう:

この中で、自分の主なミッションは:

  1. "非認知層" から "潜在層" への転換 (以降,マーケティング領域と記載)
  2. "潜在層" から "顕在層" への転換 (以降,セールス領域と記載)

ということになります。例外的に、新卒採用に関してはその先の "顕在層 → 候補者層 → 入社" までの、一気通貫した流れをサポートしています。 (この取り組みについては、また何かの機会に記事を書ければと思います。)

では、マーケティング領域とセールス領域,それぞれどんなことに取り組んできたかを見てみましょう 👀

1. マーケティング領域

  • (全体) 組織戦略に紐づく採用優先度調整
  • (広報) 外部テックイベントへの登壇・スポンサード
  • (広報) connpass ページでの自社イベント運用
    • 年間で 62 → 1,127 人まで登録者を拡大
  • (広報) YouTube への自社イベントアーカイブ化
    • 簡単な動画編集も内製
  • (採用) 自社イベント参加者の公開情報スクリーニング
    • GitHub や Twitter を地道に精査
  • (採用) タレントプールへの還元
    • LAPRAS をメインで活用

2. セールス領域

  • (採用) タレントプールからのスカウト
    • 親和型,もしくは課題解決型のそれぞれの観点で、個人にカスタマイズしたスカウトを作成
  • (採用) カジュアル面談対応
    • Web フロントエンド,モバイルアプリケーション領域をメインに対応
  • (採用) 面接プロセスにおけるチームフィットの精査
    • 人事面接のステップに同席し、エンジニアの視点からチームフィットを精査

いかがでしょうか?

おそらく、社内の人からは「広報活動がメインなのかな?」と思われていたかもしれませんが、 およそ半分は採用業務であることがわかりますね 👨‍🏫 (採用業務は個人情報を扱う性質上、大っぴらに言いにくいこともあるため、目立ちづらい説はある。)

広報なくして採用には繋がらないことを考えれば、これらは不可分ですから、 その意味でもこの業務比率は一定正しいと言えるでしょう。

エンジニア採用広報のやりがい

ここでは、先に取り上げた職務内容に関連して、 エンジニア採用広報のやりがいを紹介したいと思います 🙂✨

まずは、「組織課題に対してフィットしそうな人を探し当て、入社の後に活躍されているところを見れること」ですね。 チームをより強くしたいという想いで採用に携わっているので、これがビシッとハマるのは非常にうれしく思っています。

同時に、チームをより強くしてくれる人を採用するためには、面談や面接の場で対等に話ができる必要もありますから、 分野問わずさまざまな知識をキャッチアップしながら、自分自身を研鑽する良い機会ともなっています。

つぎに、「さまざまな部署と協力しながら、アウトプットを追及できること」ですね。

フロントエンド開発部に在籍していたときも、意識的に他部署に関わるようにしてはいましたが、 エンジニア採用広報の立場はそれと比べ物にならないくらいに分野横断でコミュニケーションを取ることができ、 組織の全体像がよりシャープに見えるようになりました。

視界がクリアになれば、それに伴ってアウトプットの質も自然と高まるので、これには本当に感謝しています。 また、こうしてさまざまな部署のメンバーに後押ししてもらえているからこそ、 自分自身も率先してアウトプットを還元したいという気持ちになるため、良い循環を生んでいるようにも思います。

ややエモめの話とはなりましたが、これらの項目に共感できる方は、 "エンジニア → エンジニア採用広報" というキャリアは非常にオススメです 💪

ここから先、キャリアはどこに向かうのか?

さて、「採用のためのリード形成を行う、マーケティング & セールス」的な立ち位置として、 この一年間一定のアウトプットは出せたのかなという所感があります。

次の一年でやりたいことは、大きく 3 つあります:

  1. エンジニア採用広報という役割自体をスケールし、ひとつのチームとしてより大きなアウトプットを出すこと
  2. 採用における全体の流れをより数字ベースで観察できるようにし、PDCA を回しやすくすること
  3. 人に関わるという側面でより抽象度をあげ、VPoE などを中長期で見据えること

ボラティリティは一定あるものの、「採用広報活動はエンジニアリングできる」という感覚を持てたこの一年、 自分自身のキャパシティをより大きなものとしながら、引き続き貢献できればと思います 🚀

最後に、DevHR での活動に興味を持っていただけた方は、 発起人の一人でもある副本部長の門田 (@nottegra) の Meety などもありますので、 ぜひぜひカジュアル面談にお越しいただければ嬉しく思います:

meety.net

... ところで、この記事初日の記事のはずなのに、なんで 12/02 に出ているんでしょうね 😇 (おわり)