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ビジネスチャット「Chatwork」のエンジニアのブログです。

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東京オフィス自慢の「椅子」紹介

f:id:cw-hayama:20171208144526j:plain デザイン部のハヤマです。ChatWork Advent Calendar 2017の9日目の記事です。

11月に新しくなった東京オフィスは、「働き方をアップデートできるオフィス」をコンセプトに細部までこだわって作られています。中でも共有スペースに配置しているデザイナーズ家具の椅子は家具屋さん顔負けのラインナップです!

今回は、そんな自慢の「椅子」をご紹介します。

イームズシェルサイドチェアDSR

f:id:cw-hayama:20171208144531j:plain 【1950】Designed by チャールズ&レイ・イームズ

イームズチェアはオフィスや店舗、家庭など幅広い場所で使われており、リプロダクトも充実しているので皆さんも一度はどこかで見たことがあるのではないでしょうか?私が初めて一人暮らしする時、憧れて買ったのもこの椅子です。残念ながら高くてリプロダクトを選びましたが、会社にあるのはもちろん正規品…!見た目だけではなく座面のカーブが身体にフィットし座り心地の良い椅子です。

セブンチェアモノクローム

f:id:cw-hayama:20171208144534j:plain 【1955/2015】Designed by アルネ・ヤコブセン

デンマークを代表する建築家、デザイナーのアルネ・ヤコブセンによるデザイン。大胆にくびれた曲線がとても美しくて、大好きなデザインの1つです。座面は積層合板で作られており、意外と軽くて持ち運びがしやすい実用的な面もあります。

マスターズ

f:id:cw-hayama:20171208144536j:plain 【2010】Designed by フィリップ・スタルク

シルエットが特長的なマスターズは、上で紹介した「イームズシェルサイドチェア」「セブンチェアモノクローム」とエーロ・サーリネンの「チューリップアームチェア」(残念ながらオフィスにない椅子…)の3つの椅子のアウトラインが重なったデザインになっています。椅子のデザインを重ねるという斬新な発想…!一般人には思いつかないデザインですね。

パントンチェア

f:id:cw-hayama:20171208144539j:plain 【1960】Designed by ヴェルナー・パントン

デンマークを代表する建築家、デザイナーのヴェルナー・パントンによるデザイン。世界初のプラスチック一体型の椅子で、後ろ脚がついていない不思議なデザインは一度見たら忘れられないのではないでしょうか?この椅子、実際に座ってみると横幅が広めなので想像以上に安定感があります。

サイボーグウィッカーエレガント

f:id:cw-hayama:20171208144542j:plain f:id:cw-hayama:20171208144545j:plain 【2010】Designed by マルセル・ワンダース

その名前の通り、人工物と自然物が組み合わさったサイボーグウィッカーエレガント。背もたれの籐細工は花のような模様が描かれ、それを縁取る細工も重厚感があり、とても上品で美しい椅子です。オフィスには20種類近くの椅子がありますが、好きな椅子を1つだけ選ぶとしたらサイボーグウィッカーエレガントですね。

HIROSHIMAアームチェア

f:id:cw-hayama:20171208144547j:plain f:id:cw-hayama:20171208144550j:plain 【2008】Designed by 深澤 直人

日本を代表する世界的デザイナー深澤直人のHIROSHIMAアームチェア。(ウワサでは、今回購入した椅子の中で1番価格が高いとかなんとか…)切削加工で削り出された背面からアームにかけてのカーブはつなぎ目がなく、とても美しいラインを描いています。手触りもとても滑らかで「上質な椅子とはこういうことか…」と納得する一脚です。

CH24 Yチェア

f:id:cw-hayama:20171208144553j:plain f:id:cw-hayama:20171208144555j:plain 【1949】Designed by ハンス・J・ウェグナー

20世紀を代表するデンマークの家具デザイナー、ハンス・J・ウェグナーのCH24 Yチェアは、背面にある「Y字」から名付けらました。背面のカーブはスチームで曲げ木加工が施されており、美しい見た目からその丁寧な仕事が伺えます。座面はペーパーコードで編み込まれ、座った時の衝撃を優しく受け止めてくれるため、座り心地も素晴らしい椅子です。

チェア

f:id:cw-hayama:20171208144558j:plain 【1974】Designed by エンツォ・マーリ

イタリアの工業デザイナー、エンツォ・マーリ。エンツォ・マーリが設計した椅子や机はオープンソースとして公開されており、東京オフィスではこの椅子の他にもテーブルやベンチなどエンツォ・マーリ設計の家具がたくさんあります。 エンツォ・マーリの設計は、木材と釘だけで簡単に家具が組み立てられるのが特長的です。今回紹介する椅子も、彼の著書「autoprogettazione?」(訳:セルフデザイン)に図面などが記されていますので、興味がある方はぜひそちらもご覧ください。

今回ご紹介する椅子は以上になります! まだ他にも素晴らしい椅子がありますが、それはまたの機会に…

ちなみに、今このブログ記事は中村保弘デザインのイトーキ「スピーナ」に座って書いています。デザイナーズ家具の椅子は共有スペースだけで、執務用の椅子は「椅子選択制度」を利用してデスクワークに最適な椅子を各自で選ぶことができます。

最後に…

これらのデザイナーズ家具を選んだ背景には「時を超えてもなお愛される良質なデザインを両立させ、イノベーションを起こし続けたい」という私たちの思いが込められています。 チャットワークがいつかそんな風になるよう…これからは、この新しいオフィスでがんばります。