こんにちは。門田 ( @nottegra ) です。
この記事は Chatwork Advent Calendar 2020 の 9 日目の記事です。
先日、Chatwork のプロダクト開発メンバー全員が集まるイベントが開催されました。イベントの様子については Wantedly で記事を書きましたので是非ご覧になって下さい。
今回は、イベント開催の裏側、裏方の仕事についての話をしたいと思います。
はじまりの話
私は今年2020年の8月に Chatwork へ入社しました。ご時勢的なものもあって入社日からフルリモートで勤務しています。
現在は開発人事チーム ( DevHR ) に所属していて、開発組織の改善や採用、マネジメントのサポートなどを行っています。が、入社直後の時点ではまだチームも無く、副本部長とこれからやっていくことについて毎日話し合いをしていたと記憶しています。
副本部長以外にも開発チームのMGR陣とも会話を進めていく中で、様々な課題が浮き彫りになってきました。聞けば聞くほど色々出てくるのと、人が変わると課題の観点が変わることもあったため、どうせなら開発組織全員 ( 約60人!!! ) にヒアリングしてしまおうと思い実行に移しました。
※ヒアリングに際しての約束ごとを明記したドキュメント
ヒアリングして見えた課題
だいたい 10 人ぐらいにヒアリングをした時点でコミュニケーションに大きな課題があることがわかりました。課題については、エンジニアの中田さんが記事を書いているので引用して話をします。
部署外の社員とコミュニケーションが取れない
Chatworkの開発組織はサーバサイドやフロントエンドなど職種毎に部署が分かれています。部署内は定期的なコミュニケーションがありますが、部署外とは大きな開発プロジェクトなどが無い限りは仕事上コミュニケーションする機会がありません。
以前の職場でも同様の課題にぶつかったことがあるのですが、長い間続いてしまうと組織が硬直化し、コラボレーション(相乗効果)が生まれにくい環境になってしまいます。
この問題が厄介なのは「業務上はそこまで困らない」ことだと思います。業務に支障がなければ課題としての優先度は必然的に下がり、対応が後回しになりがちです。
同様の問題として、以下のようなものがあります。
- 最近入社した人と話したことがない
- そういえば社内のあの人最近なにやってるんだろう
- 社内コミュニティのメンバーが固定化してきている
ちょうどこの頃施策を色々と提案する機会があり、その中のひとつとしてコミュニケーション施策を提案しました。
十数人のヒアリング結果があることもあり、施策としては好意的に受け取ってもらえることが出来ました。その後も議論を重ね、半期に一度行っている戦略プレゼンをバージョンアップする形でイベントを開催する運びとなりました。
よしイベント準備だ
12月上旬にイベントをやると決め、10月中旬から準備を始めました。
イベントでは、コミュニケーション施策をこれでもかというほど詰め込んでいます。
- 部署紹介、メンバーを掘り下げるようなトピックやネタを盛り込んでもらう
- 開発組織目線での縁の下の力持ちにスポットを当てる表彰
- 直近半年に入社した人がスライドを使って自己紹介
- そして集大成の懇親会
そのため、個々のイベント設計に始まり、各発表者のアサインと事前打ち合わせ、資料のテンプレート作成とレビューなど大量のタスクを生み出すモンスターイベントへと成長していきました。
当初は 2 週間で準備が終わる予定が、気がつけば前日までタスクがある状態でした。
言うは易し行うは難し とはこういうことだと思います。
個人的な振り返り
イベント開催後のアンケートを絶賛収集中なのですが、コミュニケーションを課題に感じていた人が多かったこともあり、イベントを通じて課題を解消する事ができたというポジティブな反応をたくさん貰っています。
もちろん今回のようなイベントだけでは根本的な課題解決には至らないため、組織構造含めてメスを入れていく必要はあります。ですが、手段のひとつとして今後も継続的な開催を視野に入れても良いかなと思います。
ただ、あまりにも準備が大変だったため、一緒に準備してくれていた副本部長の田中さんが次も一緒にやってくれるかなぁ・・・というのが現在の大きな懸念事項です。田中さんのモチベーション上げを次の機会までに頑張ってやっていこうと思います。
最後に
今回のイベント企画運営を行ったDevHRチームはメンバーを募集しております!
組織文化の醸成など面白い経験を持った人は大歓迎ですので、興味を持った方は以下からエントリー頂くか、私のTwitterアカウント ( @nottegra ) までDMをお送り下さい!