みなさんこんにちは。株式会社kubellで「Chatwork」のiOSアプリを開発しているRikkuma(@Rikkuma_W)です。
2025年9月に開催されたiOSDC Japan 2025にて、ルーキーズLT枠で登壇させていただきました。
発表タイトルは 「気づいて!アプリからのSOS 〜App Store Connect APIで始めるパフォーマンス健康診断〜」 です。
iwillblog ― ブログを書くまでがiOSDC。 ということで、本記事では登壇した内容の概要と、発表までの流れや当日の様子をまとめていきます!
ルーキーズLTについて
ルーキーズLTは、初めてiOSDCで登壇する人向けの5分間のLT枠です。
毎年応募倍率が非常に高く、今回最も高倍率の枠でした。その中から幸運にも採択いただきました。
ルーキーズLTの大きな特徴は、本番前に練習会があることです。 iOSDC実行委員長の長谷川さんから直接フィードバックをいただける貴重な機会で、ここで得た学びが発表本番にも大きくつながりました。
さらに、この練習会をきっかけに他のルーキーズLT登壇者とも交流が生まれ、心強い仲間を得ることができました。
発表テーマと経緯
今回の発表テーマは、App Store Connect APIのperfPowerMetricsを用いたアプリのパフォーマンス監視自動化です。
背景には、過去にパフォーマンスまわりで「Organizerを確認していれば防げた問題」があったことにあります。 その経験から「自動的にアプリパフォーマンスの問題を検知できる仕組みを作りたい」と考えるようになり、今回の発表に至りました。
発表では以下の内容を紹介しました:
- Organizerについて
- Insights / Regressions の活用方法
- perfPowerMetrics APIで取得できる主要な指標
- GitHub Actionsを利用した自動監視フロー
発表までの流れ
採択から本番まで、以下のステップで準備を進めました。
1. 採択
ダメ元で応募したので、結果が届くまで毎日そわそわしていました。 オフィスで採択メールを受け取ったときには思わずガッツポーズ! その日は一日中ニヤニヤしていて、周りの人に不気味がられたかもしれないです(笑)
2. 資料作成
まずは練習会に向けてスライドを作成。 5分という限られた時間に内容を収めるのは難しく、かなり削ぎ落とす作業になりました。
ただ、今はAIからもフィードバックを得られる時代なので、それも活用してなんとか形にしました。
3. 練習会
本番の3週間ほど前に行われた練習会では、実際に発表を行い、長谷川さんから直接、資料の構成や内容について具体的なフィードバックをいただきました。 心配していたことをピンポイントで指摘していただき解決策を教えていただいたことは本当に感謝しかありません。
ここで初めてルーキーズLT仲間とも顔合わせを行い、同じ「初登壇」という共通点からすぐに打ち解けることができました(…と私は思っています!笑)
4. 社内練習
練習会でのフィードバックをもとにスライドの作り直し。流れは変えずに、内容に関してがっつり組み直しを行いました。
その後、社内のiOSチームに発表を見てもらい、最後のブラッシュアップを行いました。
5. 本番直前
私はDay1の17:55からの登壇だったので、それまではずっとソワソワしていました。
会場入り後は接続チェックを行いました。スピーカーノートが見られなかったらどうしよう…と朝から心配していたのですが、無事に環境が整って一安心。
仲間と「頑張ろう!」と声を掛け合い、いざ本番へ。
6. 本番
ステージに立った瞬間、聴衆の多さに少し圧倒されつつも、不思議と緊張はそこまでせず、むしろワクワクしていました。 発表中は頷きながら聞いてくださる方もいて、話している間に「ちゃんと伝わっているんだ」と実感でき、やっぱりオフラインの発表はいいなと思いました。
そして、私の青春時代でもある立木さんに名前を呼んでもらえた瞬間は、感慨深かったです。(正直これが何よりも嬉しかった🤭)
発表後には「参考になった」「試してみたい」といった声を直接いただき、とても励みになりました。
おまけ - スピーカーディナー
スピーカーディナーでは、iOSDCで発表するスピーカーが本番前に一同に会する場です。
ワイワイご飯を食べながらお話をすることができ、発表の為の動画を撮影したりもします。
いろいろとお話ができとても楽しい時間でした!!
感謝
今回の登壇にあたり、準備の場を設けてくださった実行委員の皆さま、支えてくれたルーキーズLT仲間、応援してくれた会社、そして会場や配信で発表を聞いてくださった方々に心より感謝いたします。
短い時間ではありましたが、少しでも私の発表が皆さまの学びにつながっていれば嬉しいです。
また、株式会社kubellはスポンサーとしてブース出展とスポンサーセッションも行いました。弊社の中山(@ryu_develop)がブログを書いているのでこちらもよければご覧ください
改めて、私の発表に携わってくださったすべての方に感謝いたします。