こんにちは。DevHR ( 開発人事 ) の 門田 ( @nottegra ) です。
今回は Chatwork の開発チーム活動で利用している SaaS サービスについてご紹介したいと思います。
※GitHub などの開発関連のサービスは (他の人が書いてくれることを期待して) 除外します
Chatwork / Chatwork Live
Chatwork 開発チームのコミュニケーションは、 Chatwork を活用しています。 チーム単位でのコミュニケーション以外にも、特定の技術トピック毎に作られたグループチャットがあり、職種などを限定せず活発な情報交換が行われています。 また、開発チームの文化として「分報」に近い個人毎のチャットルームを設けており、技術的な話題から趣味の雑談までそれぞれが自由かつ独自の文化形成を行っています。
オンライン会議ツールとして Chatwork Live も活用しています。 この後に紹介する Google Meet をミーティングなどのスケジュールと連動した対面コミュニケーションで利用しているのに対し、 Chatwork Live は「今少し話せますか?」の連絡後に利用するような突発的な対面コミュニケーションとして使い分けを行っています。
Google Workspace
スケジュール管理は Googleカレンダー を利用し、チームミーティングやモブプロなどの対面コミュニケーションでは Google Meet を利用しています。 社内の共有資料はすべて Google Drive 上で管理されていて、資料作成は スプレッドシート / スライド を中心に利用しています。
また、Chatworkでは「ピアボーナス」制度があるのですが、これは Google フォーム を利用して実現しています。
もちろん Gmail も利用していますが、業務上でメールを利用する頻度はあまり高くありません。
Confluence
チームミーティングの議事録や技術周りの情報、機能仕様などのドキュメントは全て Confluence で管理しています。 Confluence はリアルタイムに同時編集出来る機能があり、これを利用してミーティングを行いながら複数人で議事録を取ったり、モブワークで技術ドキュメントを構築したりということを実現しています。
Confluence は会社全体で利用しているため、開発チーム以外との情報共有ツールが分散することはありません。 また、社内の制度に関する説明や手続き方法も Confluence でカバーされているため、 Confluence 上で検索すれば大抵の問題は解決できる状態になっています。
JIRA
タスク管理は全て JIRA を利用しています。
使い方は2パターンあり、カンバンボードを利用してタスクの見える化に主眼を置いた使い方と、スクラムボードを利用しチームバックログとスプリントなどスクラムを主眼に置いた使い方があります。
どちらの使い方でも、GitHub と連携させてタスクとプルリクエストを連動させたり、Confluence と連携させてドキュメントへシームレスに連携させたりなど、細かなカスタマイズをチーム毎に行っています。
Miro
マインドマップやチームレトロスペクティブ(振り返り)など、モブワークを視覚的に行うようなチーム活動において Miro を利用しています。
開発メンバー全員にアカウントがあるため自由に作成や閲覧ができるのですが、他のチーム作成したものを見て使い勝手の良いものが引用され、色んな所でテンプレート的に使われているように思います。
スライド資料などに載せるための図表を作る、「お絵かきツール」としても利用されています。
Zapier
運用保守系サービスからの通知をトリガーにした Chatwork へのメッセージ通知や、定期的に発生する業務タスクを Chatwork タスク通知として自動登録したりなど、サービス連携を伴う自動化で Zapier を利用しています。
Zapier は Team プランを契約していて、自動化タスクが共有管理出来る状態になっています。そのためチーム活動の自動化で発生する「自動化タスクの管理が個人に依存する問題」も幾分か和らいでいます。
チーム活動の改善以外にも個々人の業務効率化にも活用されていて、個人チャットなどでどう実現しているのかが話題に上がることがあります。
最後に
今回の記事を通して、Chatwork の開発チーム活動で利用しているサービスについてイメージを持っていただく事ができればと思います。
もし、 Chatwork 開発チームにご興味を持って頂けた方は、以下の記事も合わせるとより理解が深まると思います。是非ご覧になって下さい。