こんにちは!kubellでEM(エンジニアリングマネージャー)しております福井(@tinpay)です。
「将来どんなエンジニアになりたいですか?」
こんな質問をされてパパっと答えられる人はそれほど多くないのかもしれません。 ある人は明確な目標に向かって山を登るようにキャリアを歩み、またある人は、流れの中で経験を積みながら自分の道を見つけていくかもしれません。
kubellでは、そのどちらのタイプのエンジニアのキャリアも尊重して、エンジニア一人ひとりが自分らしいキャリアを築けるよう、会社として全力で支援する文化を大切にしています。
今回は、kubellがキャリアパス形成に力を入れる理由とその想いについてお話しします。さらに、エンジニアの成長と自己実現をサポートするための具体的な取り組みもご紹介します!

キャリアパスは、会社から与えられるものではなく「共に創る」もの
一般的に「キャリアパス」と聞くと、会社が定めた昇進ルートをイメージするかもしれません。しかし、私たちが考えるキャリアパスは少し違います。
弊社コミュニケーションプラットフォームディビジョンのプロダクトユニットでは、個人の「キャリアプラン」と、会社の「ビジネスプラン」を掛け合わせ、双方の合意のもとで「キャリアパス」を創り上げていくものだと定義しています。
- キャリアプラン
- エンジニアが仕事を通じて「何を成し遂げたいか」「そのためにどのような経験やスキルを積み重ねていくか」を描いた、自己実現のための設計図です。
- ビジネスプラン
- 会社として「何を達成したいか」「どのようにそれを達成するのか」を具体的に示した計画書です。
この2つをすり合わせることで、エンジニアは自分の目標に向かって主体的に走りながら、会社の成長にも貢献できます。また、組織としては、「エンジニアの成長 = 組織の能力向上」という、理想的な関係を築くことができると考えています。

エンジニアのキャリアパス形成を支援する理由
組織としてエンジニアのキャリアパス形成を重要視するのは、それが個人の成長と会社の成長の両方にとって不可欠だと考えているからです。
エンジニアが「忙しく働いても時間だけが浪費されるような状態」に陥ることをなくし、日々の仕事を通じて「ありたい自分(自己実現)に近づいている」という実感や体感を得られることを何よりも大切にしています。この思想が、メンバーと会社の双方に大きなメリットをもたらすと考えています。
それでは、具体的なメリットをそれぞれの視点から見ていきましょう。
メンバーにとってのメリット
- 自己実現の後押し
- 「ありたい自分」への道筋を明確にし、将来の「ありたい姿(Will)」を具体化させます。 計画的にスキルを習得し、目標を達成する過程で「できること(Can)」が増え、自己の成長を実感できることは、大きな自信と内発的なモチベーションに繋がります。
- 市場価値の形成
- 市場で需要の高い専門スキルや最新技術を計画的に習得し、社外でも通用する実践力を身につけることができます。 高い市場価値は、現在の会社での魅力的な役割への挑戦機会を増やすだけでなく、自身のキャリアを主体的に選ぶための選択肢を広げられると考えています。
会社としての目的
- 組織としての開発能力向上
- メンバー一人ひとりのスキルが向上することで、チームや組織全体の開発能力が高まります。 これにより、開発の品質・スピードが向上し、より良いプロダクトを早くユーザーに届けられるようになります。
- エンゲージメントの向上
- 「この会社にいれば成長できる」という実感は、仕事へのモチベーションを引き出します。 キャリアパス形成することで日々の仕事に目的意識を持つことができ、現在の会社において明るい未来への展望を持つことへと繋がります。
- 採用ブランディングの強化
- 「成長できる環境」があることは、成長意欲の高い優秀な人材にとって大きな魅力となります。 「将来のキャリアまで考えてくれる会社」という評価は、他社との明確な差別化ポイントになり得ます。
「登りたい山」は人それぞれ。kubell流のキャリア支援
kubellのキャリアパス形成において、キャリアプラン(Will)がすぐに描けないことを、決して悪いことだとは考えていません。 無理に作ってもらう必要はなく、その人らしいキャリアの歩み方を見つけることが大切だと考えています。

- 明確な目標を持つ 「山登り型」の人 には、その実現をしっかりサポートします。
- 経験を積みながら道を見つける 「川下り型」の人 とは、まず「今」を明確にするところから始めます。
「川下り型」のメンバーには、組織からの期待、チームのミッション、具体的な業務や習得してほしいスキル、事業戦略、職能要件、バリュー発揮尺度などを伝えます。 そして、日々の業務経験を通じて「これは面白いかも」といった小さな「Willの芽」を見逃さず、対話を重ねながら、その人らしい「登りたい山」の発見を焦らずに支援していきます。
「登りたい山」が見つかったら、そこから本格的なキャリア形成のサイクルが始まります。このサイクルを回し続けることが、メンバーと組織、双方の成長や信頼関係の構築に繋がると考えています。
具体的なサポート体制:G.R.O.W.フレームワークとEMの伴走
キャリアプランを作成する具体的なツールとして、kubellでは「G.R.O.W.フレームワーク」を導入しています。

- Goal(目標)・・・数年後に目指したい「120点の姿」を描きます。
- Reality(現状)・・・現在のスキルや経験を客観的に把握します。
- Options(選択肢)・・・GoalとRealityのギャップを認識し、ギャップを埋める手段を考えます。
- Will(意思・行動)・・・選択肢の中から実際に行動することを具体的に決め、実行します。
このフレームワークに沿って思考を整理し、定期的に振り返ることで、キャリアプラン実現の確度を高めていきます。

そして、このプロセスに不可欠なのが、EM(エンジニアリングマネージャー)の存在です。kubellのEMは、単なる管理者ではありません。日々の対話を通じて信頼関係を築き、メンバーの「Will」の発見を支援し、挑戦と成長の機会を提供する、キャリアの「伴走者」です。
最後に
kubellでは、メンバー一人ひとりの「ありたい姿」に向き合い、その実現を組織としてサポートしています。それが、プロダクトの成長、そして会社の未来に繋がると考えています。
ご自身のキャリアについてお悩みの方や、kubellの取り組みにご興味をお持ちの方は、ぜひ一度お話させてください!