メリークリスマス!開発本部の id:cw-kasuga です。
この記事は
の 24 日目の記事になります。 明日はCTO山本の記事が掲載予定です。
現在、私は開発部門全体を統括するマネジメント専門おじさんです。 組織全体を束ねるようになって、大体2年位経つのですが、2年間何をしてたかと言うと 昨年は、年末の巨大リリース(Falcon:メッセージDB)に邁進した一年でした。 今年は、プロダクトをアップデートできる体制を作れるかに腐心した一年でした。 まだまだ、組織として改善しないといけない点はたくさんありますが、なんとか前進してる状態です。
advent calendar自体もあるメンバーが自主的に今年はやりましょうと動いてくれて、内心かなり嬉しいです。 私がどんな記事にしようかなーとメンバーに聞いてみたら、例外なくマネジメントの考え方の話が みんな聞きたいから書いてくださいと要望があったので、その辺を書いてみたいと思います。
組織体制によって、マネジメントに必要な機能が違うので 過去・現在・未来と言った切り口でお伝えします。
組織の変遷
開発本部体制以前(過去)
<特徴> CTOの下に技術部とデザイン部で分かれており、一人一人がカバーする範囲が大きい組織でしたが コミュニケーションコストが低いので、スピーディに開発できてました。 <発生した問題> 組織人数が大きくなってきて、MGRがメンバー全員のケアができなくなりました。
開発本部体制以後(現在)
<特徴> 機能別に組織を現在編成しており、かつ私も一部の部署MGRも兼任している状態です。 大体組織規模は40名弱です。 本部体制に変更になってから、導入してよかった事は、
- 1on1の導入
- デザイン部も開発の担い手として、開発本部で管轄するように変更した
- 全体リソースを意識するようにした
- インフラ体制を強化した
でした。 続いて、それぞれ組織にどんな効果をもたらしかを説明します。
1on1の導入
- 意図的に行動を振り返る習慣がついて、KPTの質が向上しました
- 上長が部下の成長やキャリアビジョンの時間変化にも適時対応できるようになり、アサインしたい仕事に意図がある事を伝える事ができるようになりました
デザイン部も開発の担い手として、開発本部で管轄するように変更した
- デザイン含めたプロダクト作りという一体感が出るようになりました
全体リソースを意識するようにした
- 月次単位でメンバーへのアサイン案件を確認して、案件毎のリソース最適化が図れるようになりました
インフラ体制を強化した
- インフラ専任メンバーを強化する事で、サーバコスト最適化・PHP7対応・kubernetes導入といった中長期的にインパクト残せる体制が確立できました
開発本部体制今後(未来)
昨年度末のFalconリリース以降、今年はOauth・Webhook・ログエクスポート強化等とサブシステムが増えている状態でした。 日々のシステム運用にも綻びが見えはじめた矢先に2017年11月15日に長時間に渡る障害が発生してしまい、利用者のみなさまに大変ご迷惑をかけてしまいました。 サービス利用者がおかげ様で順調に増えており社会インフラとなるべくSite Reliability Engineeringの観点が、とても重要になってきてます。 来年は、弊社でもSREの観点で人材採用を強化したいと考えてます。 ぜひとも我こそはという方は一緒にサービスを成長させる事ができたらと