kubell Creator's Note

ビジネスチャット「Chatwork」のエンジニアのブログです。

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"発信ウェーブ"がちゃんとファン増に繋がっていた話

この記事は kubell Advent Calendar 2024 及び 技術広報 Advent Calendar 2024 20日目にエントリーしています。

本日は、kubellで採用ブランディングを担当している宮脇が書きます!

kubell Advent Calendar 2024 は、今年はなんとシリーズ3まで拡張!!
エンジニアはもちろん、プロダクトマネージャーやデザイナー、kubellの新規事業に携わっているメンバーまで様々な記事が集まっていますので、ぜひ読んでみてください⭐︎

はじめに

2023年7月にkubellにジョインし、昨年のアドカレ執筆からあっという間に1年が経ちました。 「エンジニア採用広報(技術広報)」の求人にポチっと応募したところからはじまったkubellでのキャリアですが、担当範囲も入社当初からかなり拡張しました。
「考え続ける屋」の要素も加わっただろう2024年での学び、来年に向けたことを言葉にしてみようと思います。

  • 技術広報・採用広報のKPIを考え続けている方
  • 広報活動の効果の見えづらさに奮闘している方(私もです!)

↓↓昨年の振り返りはこちら↓↓ creators-note.chatwork.com

少しでも整理するきっかけになれば嬉しいです!

採用ブランディングにおける「ファン」って?

ここでの「ファン」とは、kubellのミッション「働くをもっと楽しく、創造的に」に共感し、カルチャーや取り組みに魅力を感じてくれる人たちを指します。求職者はもちろん、kubellで働く人の想いや具体的なプロジェクトの実態などに興味を持ち、継続的に関心を寄せてくれる人たちも含まれます。

採用ブランディングのミッションは、kubellの魅力を認知・浸透させて、入社につなげ、事業を共に推進していく仲間を増やすことです。 そのために基本情報(A面)だけでは伝わらない、(B面)【kubellで働くリアルな姿・ありたい姿】を伝えるため、カンファレンスへの出展、イベントや記事執筆などを通じて発信を続けています。
継続的な発信を通じて、kubellグループのファン ≒ 求職者 に選ばれやすい土台(コミュニケーション)を耕していくことが採用ブランディングの大切な役割だと考えています。

戦略づくりをきっかけに『月次ファン振り返り会』が爆誕

kubellでは戦略設計を非常に重要視しており、年度が変わるタイミングには組織横断で各本部での戦略が共有されます。

note.com

今年採用ブランディングの戦略(方針)設計をするミッションを担ったのですが、複数組織のマネージャーと戦略を擦り合わせる中でAS ISの整理から壁にぶち当たりました。

“ 自分たちの「ファン」がデータとして可視化されていない ”

各施策単位でのKPI、イベント数やブログの発信数は出しているが、それがどう中長期的なコミュニケーションとして働いていて、どのくらい「ファン」を耕せているのか見えていない状態でした。
定性指標「目指す状態」(FY24 / FY25 / FY26)を設定した上で、自分たちのファンを定量データで見える化すべく『月次ファン振り返り会』が爆誕しました。

『月次ファン振り返り会』から見えた “発信ウェーブ” の力

FY23→FY24の実績を基に月次単位で定量データを計測し、チームで現状把握と課題の抽出、ファン拡大のための可能性を考える場として今年実施してきました。

  • キャリア登録数
  • ニュースレター登録数
  • connpassメンバー登録数
  • 選考時のアンケートの数値
  • 自主応募数
  • カジュアル面談実施数
  • Xフォロワー数
  • その他、メディアの登録者数 etc…

特に特別な指標ではなく、きっとどの企業も計測している指標かなとは思います。
ただ私たちの場合、具体的に施策の行動数と照らし合わせた時に、見えてきた部分がありました。

カンファレンス、イベントや記事リリースなど、何かしらの “発信ウェーブ” がある時には、ちゃんと「ファン」全体の数値も底上げされていました!
数値の変動具合は、施策に連続性があるもの(ex: 記事→カンファレンス→イベント→レポートなど)での増加、施策単位のKPI達成度に準ずるものがほとんどでした。
意識するタイミングとして、特に今年の下期はカンファレンス前後を狙って、他社共催イベントや自社イベントを開催する動きをとっていたのも新たな取り組みだったと思います。

すべての数値は公開できませんが、それぞれの施策で立てた目的に対して、どのチャネルのファンの数値に影響しているのか?が可視化できたことは、ブランディングチームとして今年の大きな資産です!(やって良かった!!)

カンファレンス・イベント系の実施数

メディア発信関連

  • 社名変更に伴い、オウンドメディアがリニューアルしました!
    days.kubell.com

  • プロダクトマネジメント部のnoteマガジンが立ち上がりました!
    note.com

  • デザインリニューアルプロジェクトに合わせた連載企画をやりました!
    note.com

  • 「kubell Advent Calendar 2024」過去最多の記事数で開催中!
    qiita.com

データの質を上げながら、“発信ウェーブ”を現場の皆さんと作っていく

今年可視化できた定量的なデータ、及びファンのデータの質をさらに上げていき、現場の皆さんと作る施策・採用活動に使っていくことが次のステップと考えています。

数値は大切にしつつ、それだけを追い求め始めると、採用ブランディングの目的からズレていきます。 行動量頼りにならないよう“発信ウェーブ”を戦略的に波立てていくことで、ファンの熱量をあげて、採用ブランドの質を高めていくが来年の目標です。

特に技術発信については、自分たちの発信だけでなく、様々な企業さんともご一緒させてもらいながら、ウェーブの幅を大きくしていけると、インプット・アウトプットの量と質の引き上げにもなると思います!

ぜひビッグウェーブを一緒に作らせてください!!!

さいごに

2025年も引き続き、採用広報・技術広報の活動を盛り上げていければと思っています!
変化が多いフェーズだからこそ、採用ブランディングとしてまだまだやれることで溢れています。

  • 現場のマネージャー、メンバーの皆さんと伴走しながら、PDCAを回せる
  • リクルーターとも密に連携しながら、裁量をもって動ける
  • 全社ブランディングを短期、中長期の両方を見据えて設計ができる

採用ブランディングの仲間を絶賛募集中です。
少しでも興味をもっていただきましたら、まずはカジュアル面談からでも大歓迎です!ご応募お待ちしています。

hrmos.co

お知らせ

その1:PHP Conference 2024 協賛&ブース出展
来週12/22(日)にPHP Conference Japan 2024にゴールドスポンサーとして協賛&ブース出展します!
ブースで実施するアンケートに回答すると、オリジナルelePHPantキーホルダーをプレゼント!
昨年は午前中に無くなってしまった人気のノベルティなので、ぜひお早めにお越しください。
皆様のご来場をkubellのPHPエンジニアと一緒にお待ちしています!

その2:【速報!!!】PHPイベント開催
chatwork.connpass.com ビジネスチャット「Chatwork」ではリリース当初からPHPを採用して開発を進めています。
今回のイベントでは、これまでの大規模開発で得た知見や現在直面する課題についてお話しします。
PHP Conference 2024 で実施する「PHPエンジニア実態調査」の結果も発表予定ですので、ぜひ楽しみにしていてください☆

次回は@ishida-0622さん、@diracmaxさん、@tadaken3さん、3本の記事が公開予定です。
引き続き kubell Advent Calendar 2024 をお楽しみください!