Chatwork Creator's Note

ビジネスチャット「Chatwork」のエンジニアとデザイナーのブログです。

ビジネスチャット「Chatwork」のエンジニアとデザイナーのブログです。

読者になる

オフィス作りにDIYを取り入れるメリット

f:id:cw-shinmen:20180223123346j:plain こんにちは。デザイン部の新免です。

11月にオフィスを移転し約3ヶ月が過ぎました。新しいオフィスにも慣れ快適に仕事をしています。 東京オフィス自慢の「椅子」紹介 の記事で、こだわりのデザイナーズ家具の椅子を紹介しましたが、こだわりはそれだけではありません!

今回の移転には「DIYを取り入れ自分たちでオフィスをアップデートする」というサブコンセプトがありました。DIYを取り入れた理由としては、自分たちでオフィスづくりをすることで愛着を持つことができ、より快適にオフィスで仕事ができるようになるのではと考えたからです。

今回はDIYした家具の紹介と、オフィスにDIYを取り入れることのメリットを紹介します。

DIYでコミュニケーションの活性化

f:id:cw-shinmen:20180223123545j:plain このデスクは社員自らが組み立て、塗装をし、仕上げまでおこなったものです。デスクの設計自体は、今回内装のデザインをおこなってくれた4D GROUNDWORK さんによるものです。ChatWork社オリジナルのデスクで「CW01」という名前がついています。

f:id:cw-shinmen:20180223155101j:plain 四六判の板を無駄が出ないカット規格で、オリジナルのデスクを設計していただきました。これらを幹部含めた社員で約70台、組み立てから塗装〜仕上げまで、すべて自分たちで作り上げました。

f:id:cw-shinmen:20180223124311j:plain デスクを作る際、部署などは関係ありません。普段の仕事では交流が少ない社員も、このときは協力しあいながら作っていきます。そうすることで社員同士の交流の場になり、コミュニケーションの活性化につながりました。

自分たちオリジナルの家具を作れる

DIYの家具は、既製品とは違いオリジナルのものが作れます。自分好みのデザインにしたり、ほしい機能を付けたりが可能です。

f:id:cw-shinmen:20180223123545j:plain f:id:cw-shinmen:20180223125002j:plain 「CW01」デスクに関しては、各所にこだわりがあります。オフィスレイアウトを簡単にアップデートできるよう、デスクには持ち運び用の穴(取っての代わり)が空けられ、タイヤがついているので一人でも楽に移動が可能です。背板に関しては、近くの人とのコミュニケーションのとりやすさを考え、顔は見えるけど集中できる高さで調整し、カラーもChatWork社のイメージカラーの赤と黒で統一しています。

f:id:cw-shinmen:20180223130212j:plain 今回、7Fのエントランスを飾っているのはエンツォ・マーリーの設計図を元に作成された家具です。エンツォ・マーリーの家具の多くは設計図が公開されており、木材と釘で簡単に作れるというのを具現化するためのプロジェクトの一環で生まれました。詳しい設計図は「Autoprogettazione」という著書に掲載されています。

f:id:cw-shinmen:20180223125602j:plain この机や椅子はエンツォ・マーリーの家具です。自分たちの好きな色で仕上げています。家具自体が無骨なデザインなので、あえて木目を残しアクセントに色を入れる程度で、無骨さを残しつつカッコよく仕上げました。

このように、DIYをすることで既製品にはない自社オリジナルの家具を作れたり、好きなデザインを取り入れることができ、よりその会社らしいオフィスに仕上げることができます。

DIYで帰属意識が高まる

f:id:cw-shinmen:20180223130228j:plain f:id:cw-shinmen:20180223130241j:plain 5Fオフィスエントランス壁面のChatWork社のロゴのチャットバブルをモチーフにしたアートはCRAZY CREATIVE AGENCY さんとのコラボレーション作品になります。このアートは「Plastic impression」というタイトルで、社員の分だけチャットバブルがあります。社員自らがチャットバブルに名前をかき、壁に貼っていきます。社員が増えるたびに新たなチャットバブルが増え、常に変化していく組織の姿を表現しています。このように自分の名前を入れオフィスの一部に取り入れることで、自分はこの会社の一員という帰属意識が高まり、より組織としての一体感が生まれるのではないかと思います。

まとめ

DIYでは普段の業務ではなかなか体験できないことを一緒にすることで、普段交流が少ない社員同士のコミュニケーションの活性化につながりました。また、自分たちでオフィスをDIYすることで、オフィスに愛着がわき、帰属意識も高まり、より快適に仕事ができるようになります。

移転後の社内アンケートでも、今回の移転は非常に満足度が高いものになったという結果がでて一安心しています。

すべてをDIYするのは時間がかかり大変ですが、部分的にでもDIYを取り入れることでオフィスに対する意識が変わり、オフィスで快適に楽しく仕事をすることができるかもしれません。