こんにちは!!コミュニケーションプラットフォームディビジョンでiOSエンジニアをしている中山 龍(@ryu_develop)です!
僕は4月から社会人3年目になりました🎉 この2年を振り返ると運動習慣はないまま食べる量だけは維持し続けた2年間でした。今年こそは運動習慣をつけられるよう、フィットネスジムに入会して日々運動をしています💪
さて、コミュニケーションプラットフォームディビジョン プロダクトユニットでは、組織全体の生産性向上を目的として、月次開催のオフラインイベント『Product Unit Day』を立ち上げ、4月に第1回目を開催しました!
この記事では、『Product Unit Day』の取り組みで解決したい課題・目指したい姿や実際に開催するまでの流れ、開催してみて感じたことなどをお伝えできればと思います!
取り組みの実施体制
この取り組みは、EM1名 + 僕を含む23新卒メンバー4名が中心となり、「オフラインで集まる機会を有効活用してインナーコミュニケーションを改善し、組織としての生産性を向上させること」を目的として、1月にPJチームを結成して活動を開始しました。
基本的にはこのメンバーで取り組みの企画・準備・運営を進め、週次でエンジニアリング領域を管掌している執行役員の方とプロダクトユニット長の方の2名からもレビュー・フィードバックをいただきながら進めました。
(第2回以降の取り組みも引き続き同じ体制で進めています)
プロダクト組織の課題と目指したい状態
取り組みを進める中で、まずは『現状のプロダクト組織の課題』と『取り組みを実施することで目指したい状態』を考えるところから始めました。
プロダクト組織の課題
運営メンバーとしては、現在のプロダクト組織の課題として
- サイロ化が進行し、組織全体としての生産性向上につなげられていない
- 組織として同じ行動指針・価値観を持ちづらい
といったものがあると考えました。
そして、これらの課題は数年の間リモートワークが中心の勤務となっていたことでサイロ化が進行し、
- 部門をまたいだ偶発的なコミュニケーションが起きづらく、コラボレーションのハードルが高い
- 雰囲気・カルチャーに偶発的に触れる機会が少なく、組織に雰囲気やカルチャーが浸透しない
といったことが要因なのではないかという仮説を立てました。
この取り組みで目指したい状態
これらの課題を踏まえ、目指したい状態として
- サイロ化を解消し、組織全体でのさらに大きな成果をあげられる状態
- 同じ行動指針・価値観を共有でき、それにより組織が強くなっている状態
というような状態定義をしました。
そして、それらの状態を達成するためにオフラインで集まる機会を
- 部門間をまたいだコミュニケーションの機会を創出し、双方理解が進む場
- 「熱量」やバリュー・戦略をはじめとした経営の考えや意思の理解を進め、カルチャー醸成・浸透の場
として設計して進めることとしました。
また、これらの定義した課題や目指したい状態に関しては、エンジニアリング領域を管掌している執行役員・プロダクトユニット長の2名にフィードバックを受けながら修正を重ねたり、最終的には経営会議での報告を行うなど、各関係者と合意形成をしながら進めました。
目指したい状態の実現に向けたコンテンツ設計
続いて、『目指したい状態』として定義したものを実現するために、当日にどんなコンテンツを実施するかアイデアを出し合って決めていくというところに取り組んでいきました。
多くのワクワクするアイデアや各メンバーの想いなども引き出しながら、最終的には『目指したい状態の実現につながるか』『時間・会場の制約のなかで実現可能か』という観点で精査し、第1回は以下のコンテンツに決まりました。
また、上記のコンテンツ後には任意参加コンテンツとして以下も実施しました。
開催
これらのコンセプト設計やコンテンツ考案、そしてコンテンツや会場の準備を経て、無事に開催当日を迎えることができました!
遠方に住む社員も一定数いる中で、当日は70名近い社員が集まってくださいました!
僕自身も遠方に住んでいたり、リモートワークが中心となっている時期に入社したので、オフィスにこれほどユニットのメンバーが集まっている光景を見るのは初めてでした。
「ユニットメンバーを集めてオフラインでイベントをする」というのは初めての取り組みだったので、始まる前は雰囲気が盛り上がるかであったり、会場や時間などの面でも不安はありましたが、問題なくすべてのコンテンツを実施することができました🎉
運営をしていた体感としてもワイワイとした雰囲気であったり、グループ間交流セッションでは「そうなんですね〜」「面白い」といった声が聞こえてきて、会の雰囲気としても、組織課題の解消に対しても、「良い会になったなぁ」と感じました。
また、事後のアンケートでは、「今回のイベント全体の満足度を教えてください」という質問に対して「とても満足」もしくは「満足」との回答が 92.9% 集まりました!
そして、コラボレーション面では
- これまで接点のなかった・少なかったグループと話すきっかけが「たくさんあった」「あった」・・・91.1%
- 他のグループが具体的にどのような業務を行っているか理解度が「とても深まった」「深まった」・・・91.1%
- 他のグループの人に以前よりも気軽に相談や質問をしやすくなったと「とてもそう思う」「そう思う」・・・82.1%
といったように、こちらもポジティブな結果が得られ、アンケート結果や当日の様子も踏まえて、サイロ化の解消やコミュニケーション強化に向けて一定の成果が見られたように思えます。
一方で、カルチャーの浸透といった面ではポジティブな意見は得られつつも、アンケート結果から十分に浸透しきれない層が存在しているとも感じており、本イベントで目指した「組織としての⼀体感の基盤」や「組織文化として根付く兆し」に向け、引き続き働きかけが必要なのではないかと考えています。
今後に向けて
まずは、課題や目指したい姿の定義から関係者との合意形成、コンテンツの設計と準備などを経て無事に第1回目を開催できたことは達成感があり、大変嬉しく思います!当日の雰囲気もよく、今後継続する取り組みとして良いスタートが切れたと感じています。
また、オフラインイベントの運営経験が少ない(ない)メンバーが多かったり、通常業務もある中でも運営メンバーで協力しながら準備してきましたし、他にも多くの方々に協力・調整いただいての実現だったので大変感謝しております。
ですが、イベント設計や運営面でいくつかの課題も見つかり、最終的に目指したい「組織としての生産性を向上させる」にはまだ道半ばですので、第2回目以降も引き続き取り組んでいきたいと思います。