ごきげんよう、かとじゅんです。
某社のiMac Pro 138台導入の件はブルジョア感がハンパないですね…。それとは少し違う方向性で、Scalaのビルド効率化をテーマとして、今回は最新のパーツで自作マシン(OSはUbuntu)を組んでみました。そのマシンとMacとでコスパ比較してみたのでレポートします。
ハードウェア構成
ハードウェア構成は以下です。チップセットはIntell Z370で、CPUはCore i7 6コア(Coffee Lake)です。メモリは64GBです。費用は24万ぐらいです。今回は定格クロックである3.7GHzから5GHzにオーバークロックするので、CPUクーラーは簡易水冷を選びました。

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簡易水冷のラジエターファンと光るメモリ!
ケース上部からみるとこんな感じ。
外観
ベンチマークとコスト
Geekbench4のベンチマークと初期コストを比較してみました。iMac Pro以外は実際手元にある実機で試しています。Mac Pro 2013はMacBook Pro 2015とほぼ変わらないベンチマークですね…。悲しすぎる…。まぁ、それはどうでもいいとして、本題の自作機(Ubuntu)とiMac Proもほぼ同じぐらいの実力ですね!
モデル | Single Core | Multi Core | 費用 |
---|---|---|---|
MacBook Pro (15-inch Retina Mid 2015) Intel Core i7-4980HQ 2800 MHz (4 cores), 16GB, High Sierra |
4126 | 14338 | 32万 |
Mac Pro (Late 2013) Intel Xeon E5-1650 v2 3500 MHz (6 cores), 64GB, High Sierra |
3982 | 19556 | 58万 |
iMac Pro (Late 2017) 3.0GHz,10 cores, High Sierra | 5219 | 35045 | 80万 |
自作機 Intel Core i7-8700K 3699 MHz (6 cores) 5GHz OC, 64GB, Ubuntu |
6590 | 31053 | 24万 |
コンパイル時間
開発中のScalaコード(23万行ぐらい)をsbt(1.0.x)からコンパイルした時間の差異です。うは、こんなにもビルド時間 違うのか…。ビルド時間が半分ぐらいになった!
モデル | コンパイル時間 |
---|---|
MacBook Pro (15-inch Retina Mid 2015) Intel Core i7-4980HQ 2800 MHz (4 cores), 16GB, High Sierra |
60.82sec |
Mac Pro (Late 2013) Intel Xeon E5-1650 v2 3500 MHz (6 cores), 64GB, High Sierra |
60.03sec |
自作機 Intel Core i7-8700K 3699 MHz (6 cores) 5GHz OC, 64GB, Ubuntu |
24.10sec |
まとめ
ビルド時間だけみれば、最新パーツのLinuxマシンの方が全然安くて速い。最近はScalaだけじゃなく、minikubeなどにメモリを与えることが多くなってきたので、これぐらいのスペックは欲しいところです。今回の予算は控えめでしたが、もう少し予算を上げてCore i9やメモリ128GBにしたりしてもよいかも(笑) 1PasswordやOfficeを利用したいということであれば、Macと併用でもありですね。
まぁ自作機は初期コストは安いけど、故障したときに面倒というのはありますね。自作派としては、パーツが壊れたら新しいものに交換するぐらいの想定は必要ですね。今後は、二号機以降も要望に応じて作るかもしれないです。ChatWorkに入社したら僕のビルドした自作マシンも開発に使えますよ。エントリは こちら から お待ちしております!