Chatwork Creator's Note

ビジネスチャット「Chatwork」のエンジニアとデザイナーのブログです。

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nginx-ingress on AWS で gRPC をロードバランスさせる検証

SRE部のcw-sakamotoです。

この記事では、nginx-ingressをk8s on AWSで動かして、さらにbackendにはgRPC serverを立てて、ロードバランスできるかどうかの検証を行いたいと思います。

アジェンダ

  • 背景
  • 環境
  • gRPC serverの起動
    • gRPCの各リソースの作成
    • grpcurlを利用して確認
  • nginx-ingress-controllerのインストールとingressの作成
    • nginx-ingress-controllerのインストール
    • ingressの作成
  • ELBの準備
  • clientからの確認
  • まとめ
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コスパのよいScala開発マシンを求めて

ごきげんよう、かとじゅんです。

某社のiMac Pro 138台導入の件はブルジョア感がハンパないですね…。それとは少し違う方向性で、Scalaのビルド効率化をテーマとして、今回は最新のパーツで自作マシン(OSはUbuntu)を組んでみました。そのマシンとMacとでコスパ比較してみたのでレポートします。

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ダイレクトチャットでToがなくてもWebhookのイベントが送信されるようになりました!

こんにちは、サーバサイド開発部のcw-hirataです。

2018年5月16日に、チャットワークのWebhookにて一つの仕様変更がリリースされました。

何がリリースされたの?

それまでWebhookの「ご自身へのメンション」オプションを使用した際、Webhookのイベントを送信するには必ず「To」をつける必要がありました。

しかしこの日のリリースにより、ダイレクトチャットにおいてのみ、Toを省略してもメンションとして認識されるようになりました。

つまりどういうこと?

BOTアカウントとのダイレクトチャットであれば、Toがなくても

f:id:cw-hirata:20180607151059p:plain

上記の画像のような感じでやりとりができるようになりました。

他にも、たとえ勤怠や事務連絡をダイレクトチャットからBOTに送ってWebhookを介して返信を受け取る、といった場合にも、Toを省略できるので便利になるのではないかと思います。

※ BOT作成は過去の記事「チャットワークのWebhookを使ってチャットボットを作ってみた - ChatWork Creator's Note」を参考に作成しました。興味のある方はぜひご一読ください。

まとめ

今回の仕様変更は、ユーザの方からいただいたフィードバックにより行ったものです。

今後もフィードバックをもとにWebhookの機能をどんどん拡張していきます。どんどんWebhookを使っていただいて、下記のフォームからフィードバックをお願いします!

フィードバックフォーム

勉強会レポート I/O Extended 2018 Shibuya (Material Design Only!!) に行ってきた

こんにちは。デザイン部の @cw-marikoです。最近は社内の部活動で企業対抗駅伝に初出場し、5kmを28分のタイムで無事に完走してきました。

さる5月25日に、株式会社グッドパッチさんが主催されたMaterial Designに特化したイベント、I/O Extended 2018 Shibuya (Material Design Only!!)に参加させていただきました!弊社からはcw-moriya@emim)もTwitter枠で参加させていただいたので、当日のツイートもぜひご覧になってください。
勉強会は、Google I/O 2018で発表されたMaterial Designについて、Googleや他社からのゲストも交え登壇者が発表し、後半に質疑応答という形式のものでした。

5月8日に大幅にアップデートがされたMaterial Designについて、どんな発表がされるのかワクワクしながら勉強会に向かわせていただきました。私はブログ枠での参加だったため、簡単に当日の様子と、それぞれの発表に対する感想を書き連ねていきたいと思います。

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AWS Summit スタートアップ特設エリアで、kubernetesとサーバレスについてプレゼンテーションします

こんにちわ。SRE部の cw-tomita です。

さて、今日から待ちに待ったAWS Summit Tokyoが始まっていて、皆さん楽しんでいることと思います!

AWS Summit Tokyo 2018(2018年5月30日~6月1日)|AWS

ChatWorkのSRE部は現在5名で、東京オフィスに3名、大阪オフィスに1名、フルリモートが1名で、全員がリアルな場所に集まることは中々無いのですが、このAWS Summitはその中の1つの機会となっていて、そういう意味でも(主に懇親会で行くバルバッコアのシュラスコが)とても楽しみにしていました🍖

我々SRE部、ただ肉を食べるだけではなく、明日、5/31(木)にAWS Summit スタートアップ特設エリアでプレゼンテーションの枠をいただき、SRE部メンバーが2人発表しますので、この記事では、その内容を一足先に紹介したいと思います。「チャットワークにおけるkubernetes on AWS」「チャットワークにおけるサーバーレス活用術」というタイトルだけでワクワクしちゃうやつですので、ご興味を持たれた方は是非会場に足を運んでいただければと!!

プレゼンが終わった後にこの記事にたどり着いた方、ChatWorkで利用されてる技術やSRE部の業務に関して、こんなことやってるんだな〜っていう参考になるかと思いますので、是非、最後まで読んでください。

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HBaseのcompactionについて調べてみた(1)

cw-sakamotoです。 今までNikeのランニングシューズ(特にストリーク6)を好んでいたのですが、最近adidasのjapan boostに浮気気味です。 確かにフィット感がいいですね。sub2も興味がありますが、私の走力*1であれを履くのは恥ずかしいな、と思って、まだ試していません。 匠シリーズも気になるところですが、三村さんがいなくなった今、今後もあのシリーズが続く可能性は低い気がして、手を出していません。

閑話休題。

ChatWorkでは、HBaseを利用しています。利用用途はメッセージDBです。 もともとはAmazon Auroraを利用していましたが、負荷に耐えられないのが目に見てきたため、2016年12月にHBaseやKafkaをベースとしたアーキテクチャへの刷新を行いました。

hrnabi.com

昨年のAWS Summit TokyoでKafkaと絡めてどのように利用しているのか、の詳細がありますので、興味のある方はご参照ください。

ここ最近、HBaseのcompactionについて、調べる必要があったので、この記事ではその整理とまとめを記載したいと思います。 ただ、自分自身まだ追いきれていないところもあり、連載形式にしたいと思います。

この記事では、HBaseにおける

  • compactionの必要性
  • {major, minor} compaction のそれぞれの{動き, 発動する条件}の概要
  • compactionに関連するパラメータのまとめ

を記載します。

*1:フルsub3.5程度, ハーフ95分ぐらい

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